ひとなるブログ

心に留めておく言葉、フォーカスすべき事柄、マジョリティ側の意見を日記として記述してますあ

祝賀御列の儀に行って思ったこと

普段の生活の中でこの国の象徴である天皇陛下のことを考えることはほぼないが、国の成り立ちを考えたり、数十年に一度しかない祝賀イベントに参加しようと思い青山通りまで行ってみた。

 

2時間前に着いたが既に行列となっていて結局のところ人が多過ぎて見えない位置からのお祝いとなった。これはこれで仕方ない、今日はお祝いの日だからそのことだけを考えようと思った。

 

しかし行列の中、うしろから割り込んできた男性が押しのけ前に出たとき、その場にいた別の男性の体にぶつかり「おい、肘が当たったんだよ!謝らんのかい!」と叫んだ。あとから前に母親がいるからと前に出たらしいということがわかったがその場の空気としては既に見える位置まで行けないことが確定しており前に出て良いような空気ではなかった。前に進もうとした男性は周りにいた女性から不審者扱いされ近くにいた警官に来てくれと言うほどになっていた。

 

それから少し時間が経ったあと恐らく天皇皇后両陛下が乗った車が通ったと思われる雰囲気になった途端、あのぶつかられた男性が「天皇陛下、バンザーイ!」と叫んだ。あぁ、右翼か、と。

 

私は思った。うしろから前に行こうとした姑息な男性。ぶつかられて激怒した男性、不審者といった女性、全て天皇皇后両陛下に対して礼を欠いていたのではないかと。今日はお祝いする日。こんな大切な日、その瞬間に気持ちがどうでもいいことに傾いてどうする。当然何かあったら一大事だがそれをも心に忍ばせて唯一の存在に対して想いを馳せることがその場でやるべきことだったのではないか。

 

改めて人とは醜い生き物だなぁと自らも含め思い、一般人の小ささ、天皇陛下の大きさを改めて感じた。